むぎぶろぐ

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競馬好きが「ウマ娘プリティーダービー」第12話を語る【アニメ感想】

 

第12R「夢の舞台」

 

日本代表として強豪ブロワイエに挑むスペちゃん。

ジャパンカップが行われました。

 

※※※実際のレース・出来事を交えた感想になるので、今後のネタバレになる可能性があります※※※

 

第11話感想はこちら

 

みんなの夢を乗せて

 

スペちゃんの晴れ舞台を一目見ようとお母ちゃんが上京。

 

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作中で度々登場していたウマ娘の銅像。「トキノミノル像」かと思っていたんですが、府中競馬正門前という場所からも「黄金の馬・アハルテケ」の銅像っぽい。

黄金の馬アハルテケ | 東京競馬場どっとこむ

 

トレーナーを介してスズカを紹介されるお母ちゃん。 

 

「今日のレース…あの娘は勝てるんでしょうか…」

海外の強豪を前に、さすがに不安を感じるお母ちゃん。

 

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「勝てます…スペちゃんは約束を破るような娘じゃないですから…!」

 

ちょうどそのころ

切磋琢磨した同期の4人(とウララ)から声援をもらい、ターフに向かうスペちゃん。

 

トレーナー「俺は勝手なことにお前に夢を見てる」「スペ!俺の夢も背負ってくれ!」

 

スピカ・リギルそれぞれのメンバーが見守る中「みんなの夢を乗せて」日本総大将スペシャルウィークのジャパンカップが始まる。 

  

宣戦布告

ジャパンカップ発走を前にブロワイエに挨拶をするスペちゃん。

エルちゃんに教えてもらった「いい勝負をしましょう」という意味のフランス語を贈るが… 

グラス「なんかブロワイエさん…迫力が増してませんか?」

 

スペ「Ⅼa victoire est ǎ moi.」

 

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エルちゃんの策略にハマり宣戦布告をしてしまう。

そんなこんなでゲートイン。

 

ジャパンカップ発走

後方からの競馬となったスペちゃん。さらに後ろからブロワイエがぴったりとマーク。後ろから差すことで能力の違いを示そうとしている

 

大欅の手前、3コーナーからスパートをかけるスペちゃん。負けじと追い込みをかけるブロワイエだが差が縮まらない。

 

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最後にはスズカのような前傾姿勢のフォームで二の脚を発揮。「凱旋門賞ウマ」ブロワイエを相手に堂々たるレースぶりで見事勝利を収めました。

 

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レース後に健闘を称え合うブロワイエ。

「ラ・ヴィクトワール・エタ・モワ」

スペちゃんにも聞き取りやすいように発音するブロワイエ。スペちゃんが間違った解釈をしていることを気づいている丁寧な演出だと思う(たぶん)

ちなみにブロワイエ僅差の敗戦っぽい雰囲気出してるけど実際は4着だ(小声

 

実況はいつものようにフジテレビ版

1999 ジャパンカップ スペシャルウィーク - YouTube

三宅アナの「日本総大将」のフレーズは見事ですなぁ。

 

レース後には久しぶりのウイニングライブ。

実況「次の目標はなんですか?」

 

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スペ「応援してくれるみんなの夢を背負えるような。私を応援してくれる人に夢を見せられるような。そんなウマ娘になることです!」

 

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次は私が夢を叶える番…!

 

グラスちゃんの有馬記念がスルーされ…

 

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舞台は移り「ウィンタードリームトロフィー」が始まる。

 

www.youtube.com

 

これはJRAの名作CM「夢の第11レース」のパロディ

 

www.youtube.com

といったところで12話終了。最後の演出はけっこうグッとくるところがあった。

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感想

次回は番外編のような扱いになるようで、実質的には今回が最終回と言っても差し支えないでしょう。

最終回にしてようやくウマ娘のメッセージ性が理解できて、要するに

 

「人の夢を乗せて走るのがサラブレッドである」

 

ということだと解釈した。 

これはウマ娘の製作者さんからの重要なテーマだと思うし、すごく共感できるメッセージだった。

長いこと競馬を見てると号泣するほど感動するレースってあるんですよね(今年の日本ダービーはわんわん泣いたし、NHKマイルカップもよかったなぁ…)

 

「競馬のドラマチックなところを知ってもらいたい」

そんな意欲作だったと思います。

 

とはいえ、ちょっと物足りないところがあったのも事実。例えば

・スペシャルウィークが主人公のわりにグラスワンダーとのライバル関係が希薄

・サイレンススズカの復活がオープン特別というのはドラマ性に欠ける

・終盤はキンイロリョテイ、ブロワイエ、サンバイザーの活躍が目立ち、初期のライバルが空気

などなど。史実を知っているだけに「もっとドラマチックにできたじゃぁん…」ってのはけっこうあるし「グラスワンダーがラスボスになる」と期待してしまったのも痛恨だった。

製作者さんサイドの「トレーナーやスズカたちの夢を乗せて、スペちゃんがブロワイエを撃破する」というシナリオと、私が望む「グラスワンダーとスペシャルウィークの熱いライバル関係」に乖離ができてしまったなぁ。

「いい作品だった」とは思うんだけど「もうちょっと頑張ってほしかったなぁ」というのが正直な感想。アプリの配信もそろそろ

 

のようなので、シナリオを練る時間も足りなかったのかなぁ。

まぁ今後Blu-rayの新規アニメやゲーム内シナリオに期待。グラス育成中はライバルのスペちゃんが激ツヨとかあったら燃えるかも。

 

余談ですが現在発売中の競馬誌「サラブレ」に、いとうPとアニメファン小島太一騎手の対談が載っています。

サラブレ 2018年7月号 [雑誌]Kindleストア

横山ノリさん(セイウンスカイ主戦騎手)や的場調教師(グラスワンダー主戦騎手)にアニメ見せるとは…

小島太一やるなぁ…