競馬好きが「ウマ娘プリティーダービー」第9話を語る【アニメ感想】
第9R「スピカの夢」
9話はスピカメンバーによる合宿と、エルちゃんの凱旋門賞がありました。
※※※実際のレース・出来事を交えた感想になるので、今後のネタバレになる可能性があります※※※
第8話感想はこちら
合宿
どうしてもスズカのことが気になってしまうスペちゃんと、みんなの負担になっていることを悩むスズカ。「馴れ合い禁止」を掲げた合宿が始まる。
「馬」がいない世界観なので「馬」の字が点2個という芸コマっぷり…
「みんなの邪魔をしたくない」1人黙々とトレーニングをするスズカ。
「もし、また怪我をしてしまったら…」
大怪我が完治したスズカであったが本気で走ることを恐れてしまう。
合宿のシメとなるトライアスロン競走。
スズカのことが心配で身が入らないスペちゃん。
「スペ!お前スズカにレースに出て欲しいんだろ!だったらお前は本気で走れ!お前が背中を見せる番なんだ!」
「 スズカ!レースに出たいならいつまでも怖がってちゃダメだ!背中を追いかけることを怖がるな!」
トレーナーの喝が入り自分を取り戻す2人。
スペ「トレーナーさん!わたし絶対にスズカさんと走ってみせます!夢叶えてみせますね!」
凱旋門賞
舞台は移ってフランスはパリ。凱旋門賞に挑戦しているエルちゃんが主役になります。
ライバル「ブロワイエ」は実際の凱旋門賞で戦った「モンジュー」がモデルのウマ娘。
生産者であるゴールドスミス卿の所有する大邸宅「シャトー・ド・モンジュー」
その所在地が「Broye(ブロワイエ)」ということが馬名の由来と思われる。
過去のレースと違って「逃げ」の戦法に出たエルちゃん。
ルドルフ「日本のレースと違い、囲まれたら抜け出すのに一苦労なんだ」
欧州競馬はチームプレイが一般的になっており「同じ馬主」「同じ調教師」の馬で戦術を組んでレースをします。
となると、他国から来た実力馬が進路を開けてもらえるわけがありません。
そういうことから過去のレースと違って「逃げ」て強敵に挑むことになりました。
虎柄の子はおそらく「タイガーヒル」
凱旋門賞後に来日しているので今後も登場するかも。
右上の上下真っ青な勝負服はドバイの大物馬主「ゴドルフィン」をイメージしていると思われ、おそらく「ファンタスティックライト」がモデル。
ドバイでは「キンイロリョテイ」と対戦。来日してテイエムオペラオー、メイショウドトウとも戦いました。
ゴール手前で惜しくも差しきられるエルちゃん。
残念ながら2着と敗れましたが、欧州最高峰の舞台で大健闘。その後の日本競馬界に大きな影響を与える見事なレースでした。
実際のエルコンドルパサーはこれが引退レース。
作中ではスペちゃんに悔しさをぶつけるシーンもあり、もう数戦あるかも?
ちなみにブロワイエのモデルになっている「モンジュー」は凱旋門賞後に来日し、ジャパンカップに参戦。スペシャルウィークと対戦します。
作中ではグラスにも負けて存在感の薄いスペちゃんですが、実際のスペシャルウィークは「日本総大将」と二つ名がつくほどの活躍を見せます。
今後スペちゃんのかっこいいところが見られるはずなので、そういうところも注目ですね!
感想
「俺はお前たちがレースに出て、先頭争いしているところが見たい!それが今の俺の夢なんだ!」
「俺はお前たち全員が参加するレースが見たい!」「今日みたいにワクワクするレースだ!」
すっかり忘れていたけど過去回で(3話かな)
ハナ「あなた、どうして戻ってきたの?」
トレ「簡単にはあの夢を諦められなくてねぇ」
と、伏線もありました。今後トレーナーの過去が語られるなかでの前振り的な回だったかなぁと思う。
一方でエルちゃんのレースしか描かれなかったのはちょっと物足りなかったかな。
対戦相手のブロワイエにしても今回初登場のぽっと出のキャラクターなわけで、もうちょっと掘り下げて欲しかった。しかし「私はコンドルより速く飛べる」の演出はかっこよかった。
予約受付中のブルーレイの説明によると13話で終了のようなので、後4話になります。
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「天皇賞秋」「ジャパンカップ」「有馬記念」とアニメオリジナルレースで終了になるのかな。史実の展開にスズカとエルちゃんがどう絡んで来るかが楽しみ。
STARTING GATE! ―ウマ娘プリティーダービー―(3) (サイコミ)
コミック3巻の発売に伴い、電子書籍での1巻2巻がセール中みたいです(終了しました)