むぎぶろぐ

パチスロ養分の実戦ブログです!漫画を描いたりしてます!

競馬好きが「ウマ娘プリティーダービー」第2話を語る【アニメ感想】

 

第2R「いきなりのデビュー戦!」 

2話はスペシャルウィークのデビュー戦と学園内の世界観について描かれました。

 

※※※実際のレース・出来事を交えた感想になるので、今後のネタバレになる可能性があります※※※

 

【第1話感想】はこちら

 

オープニングの強キャララッシュからの再現レース!

まずはオープニング感想。

歌自体さっぱりしたアイドルソングな感じですごく好みなんだけど、サビ前の

 

f:id:mugi_1023:20180429144633j:plain

f:id:mugi_1023:20180429144646j:plain

アニメ『ウマ娘 プリティーダービー』ノンテロップOP&ED - YouTube

 

強キャララッシュがたまらん!!

ここ見たくてビデオ再生→勢いで本編視聴のパターンにハマってしまった。

さらに、ダイワスカーレット、ウオッカ、ゴールドシップらのレースが始まるんですが、これ実際のレースの再現なんですよね。

ダイワスカーレット…08年有馬記念

ウオッカ… 09年安田記念

ゴールドシップ…12年皐月賞

トウカイテイオー…93年有馬記念

メジロマックイーン…90年菊花賞

 

通称「ゴルシワープ」が決まった12年皐月賞は見ていて気持ちいい。

 

f:id:mugi_1023:20180429151811j:plain

トウカイテイオーのレースシーンは「引退戦」「骨折明け」「1年ぶりのレース」「スターホースが揃った有馬記念」という逆境のなかでの勝利に多くの競馬ファンが涙しました。勝利ジョッキーインタビューで涙する田原成貴騎手も再現の1つになっていますね。

  

生徒会長「皇帝」シンボリルドルフとトウカイテイオー

生徒会長はルドルフ。

国内での敗戦はわずかに2戦、G1を7勝もする名馬で、まさに「皇帝」という異名通りのレースぶり。

個人的なイメージとしては、「気高くプライドが高い」

 

f:id:mugi_1023:20180429163801j:plain

85年の天皇賞秋は「故障明け」のうえにコース形態的に大きな不利になってしまう「大外枠」からのレースで、惜しくも2着に敗れるというレース内容でした。

その夜、ルドルフは馬房で悔し涙を浮かべていた。

なんていうエピソードもあります。

 

ウマ娘作中のルドルフはというと、会話内に難しい四字熟語を散りばめ「型っ苦しい」「生真面目」という印象。鎧袖一触なんて初めて聞いたわ…。

おそらく作中では「最強ウマ娘」として描かれることになりそうで、今後の活躍が楽しみ。

 

転入生スペシャルウィークの案内係を任されたのが「トウカイテイオー」

実際はシンボリルドルフの子供になるわけですが、作中では「ルドルフに強い憧れを抱く」キャラクターとして描かれています。

世界観のなかで「親子」「父親」の設定をどうやって消化するのか?というのが気になるところ。

 

余談ですが、クラスメイトであるセイウンスカイのお父さんは、種牡馬として活躍馬を出せず行方不明→その後セイウンスカイが活躍するという悲劇も。

  

準メイン級のキャラクターたち

図書館では「お嬢様」メジロマックイーンが登場。

トウカイテイオー同様にOPにも登場していて、テイオー涙の引退レース→大雨のマックイーン@菊花賞の対比が美しい。

気品があって「お嬢様」なマックイーンと大雨の菊花賞というギャップがなんともよろしい。

91年の秋の天皇賞では1番人気に応え見事1着に入線するも、レース序盤で後続馬に不利を与えたことで最下位の18着に降着となる事件もありました。(第104回天皇賞 - Wikipedia

 

プールではタイキシャトルが登場(馬格が大きかっただけにナイスバディ)。

1600Mのレースを非常に得意としていて現在でも「最強マイラー」との呼び声が高い馬です。

史実ではサイレンススズカと同期で、97年マイルチャンピオンシップではタイキシャトルの完勝。

スズカはまだ本格化前ではあったが15着と大敗し、タイキシャトルには3秒近い大差をつけられました。

 

続いて登場したのがヒシアマゾン。

最近はウオッカ、ダイワスカーレットらの活躍もあって女の子馬(牝馬)が男馬(牡馬)相手に活躍することも珍しくないんですが、アマゾンの現役時代は非常に困難でした。

そんななかで牡馬相手の有馬記念、ジャパンカップで2着と好走し「女傑」という異名とともに現在まで語り継がれています。

 

そんなアマゾンを相手に有馬記念を勝利したのが「三冠ウマ娘」ナリタブライアン。

 

f:id:mugi_1023:20180429154217j:plain

鼻につけているテープは現役時代愛用していた「もふもふ(シャドーロール)」が元ネタ。

94年のクラシック三冠レースをすべて勝利し、JRA史上5頭目の3冠馬になりました。

96年阪神大賞典での「マヤノトップガン」とのマッチレースは名勝負の1つとして語られています。

トップガンはアニメでは未登場ですが、公式サイトでは紹介されているウマ娘なので、ゲームなどでは活躍してくれるはず。

 

ちなみにOPで

 

f:id:mugi_1023:20180429163855j:plain

テイオーと走っているのはブライアンのお姉さんビワハヤヒデ(史実ではお兄さん)

今後の出番もあるかもしれません。

 

スペシャルウィークの生い立ちとチームメイト

実際のスペシャルウィーク同様、お母さんが出産直後に亡くなっていて、別のお母さんに育てられるというエピソード。

重いエピソードのなかで、お母ちゃんとの特訓シーンがコミカルに描かれていて好印象。

 

f:id:mugi_1023:20180429154306j:plain

キャラクターの幼少期が描かれるアニメは良作である。 

 

2話目からゴルシ→スペ(態度デカいぞ!)ダスカ→スペ先輩とグッと距離が縮まった感。

ススズに至っては「スペちゃん」呼びになってキマシ…!

 

デビュー戦

そんなこんなでデビュー戦。 

作中のスペシャルウィークは伏兵扱いでしたが史実では単勝1.4倍の圧倒的1番人気でした。

隣の枠の「クイーンベレー」は銀髪のウマ娘ですが、実際のスペシャルウィークのデビュー戦も、隣には白い馬体の「芦毛馬」が入っていて、デザイン上の元ネタになっている。

作中ではクイーンベレーが蹴り上げた芝の塊が飛んでくるシーンがあり、これは実際のデビュー戦で「あえて馬混みのなかでの競馬を試した」というエピソードからの着想のようです。

 

f:id:mugi_1023:20180429171048j:plain

あれだけ敵対心むき出しにしていたクイーンベレーもウイニングライブではにっこり。

根本的に「悪い人間がいない」作品なのがいい。

 

感想

2話もおもしろかった。

会長ルドルフを中心にリギルメンバーの設定もしっかりしているようで、今後の展開が楽しみ。

 

小ネタ

 ・先生「はいっセイウンスカイさん!」→ウンス「菊花賞ですー」

セイウンスカイが勝利したレースから。

 

・掛け軸

「Eclipse first, the rest nowhere.」

Eclipseは今から200年以上前のイギリスの名馬。

「エクリプス1着、2着馬はなし。」当時のルールで1着馬から240ヤード以上離された場合、入着を認めないというものがあり、それだけ大差での圧勝を記録した馬でした。

そこから「唯一抜きん出て並ぶ者なし」という意味で使われている言葉です。

 

・ホワイトボードのコース

実際のデビュー戦同様に「阪神競馬場」わざわざ遠征したんだろうか。