難しいなぁ~【2017福島牝馬S予想】
ハンデ戦でもないのにやたら波乱傾向にある当レース。
昨年も二桁人気馬が2頭絡み、三連単73万馬券と荒れる結果になりました。
今年は実績馬の参戦もありますが、どうなるでしょうか。
それでは過去のレースを振り返りながら、傾向を考えていきましょう。
※今回けっこう長いですw
(手作業で集計しているので間違いあったらごめんなさい。)
まず、福島1800ということで基本的には先行有利の傾向にあります。
とはいえ逃げ馬がそのまま残るケースは少なく、過去10年では昨年のオツウ(3着)14年ケイアイエレガント(1着)09年ヤマニンメルベイユ(3着)くらいでしょうか。
1000M通過タイムを並べると、
オツウが3着に残った昨年は60.7
ケイアイエレガントの14年は60.0
ヤマニンメルベイユの09年は不良馬場で64.2
と、この時期の福島競馬であることを考慮すると比較的遅いペースでのレースとなります。逃げ馬が馬券に絡むには展開の助けも必要そうですね。
なかなかレース傾向が見えてこないので、過去5年出走馬の前走ローテーションを調べてみました。
16年
フレームコード/アースライズ/アルマディヴァン/クインズミラーグロ/リーサルウェポン/ハピネスダンサー/キャットコイン/メイショウスザンナ/ウインリバティ
ディープジュエリー
OP
オツウ/ミナレット
ノットフォーマル/カレンケカリーナ
1600万下
シャルール
結果
1着マコトブリジャール2着シャルール3着オツウ
15年
ブランネージュ/ケイティバローズ/スイートサルサ(取消)/オメガハートロック/ミナレット/グレイスフラワー/マイネグレヴィル/パワースポット
1600万下
ウエスタンメルシー/アルマディヴァン
OP
フィロパトール/ペイシャフェリス/シャイニーガール
バーバラ
1000万下
結果
14年
アロマティコ/クラウンロゼ/セキショウ/ケイアイエレガント/キャトルフィーユ/トーセンベニザクラ/アグネスワルツ/サンシャイン
OP
1600万下
ミヤコマンハッタン/トーセンアルニカ/フロアクラフト/フィロパトール
1000万下
サトノジュピター
結果
1着ケイアイエレガント2着キャトルフィーユ3着フィロパトール
13年
アカンサス/アラフネ/サンシャイン/オールザットジャズ/オメガハートランド/マイネイサベル
1600万下
フェータルローズ/ピュアブリーゼ/オーシュペール/スピードリッパー/アロマティコ
1000万下
ゴールデンナンバー
ミッドサマーフェア/マイネオーチャード
12年
コスモネモシン/オールザットジャズ/カルマート/アニメイトバイオ/アカンサス/マイネイサベル
アスカトップレディ
スピードリッパー
OP
トゥニーポート(ダート)/ニシノステディー/クリアンサス(ダート)
1600万下
エスカナール/トウカイライフ/メーヴェ/ビッグスマイル
1000万下
ラブフール
うーん。。。
3年前までは条件の近い中山牝馬S組が圧倒的で、07年から14年の間では前走中山牝馬S組が17頭も馬券に絡むという驚異的な成績でしたが、ここ2年ではまったく馬券に絡まず。
一方で前走下級条件からの出走馬が多く、そのうえ馬券に絡むケースも多々見られます。
これは、このレースが阪神牝馬Sとヴィクトリアマイルに挟まれる時期に開催されていることも大きいかもしれません。牝馬限定重賞に出走を続けるも、G1G2では能力が足りないという馬が多いので、下級条件からの参戦でも十分通用するのではないでしょうか。
なかなか傾向が絞りにくいので、まずは前走下級条件に出走していた馬の収拾について考えてみましょう。
前走下級条件
前走下級条件出走馬で、なおかつ福島牝馬Sでも馬券に絡んだ馬をピックアップすると、
16年
シャルール
15年
リラヴァティ(1000万下から)
14年
フィロパトール
13年
ピュアブリーゼ
面白い傾向が出ました。フィロパトールを除く3頭すべてキャロットファームの所有馬であり、白老ファーム、ノーザンファームといった社台グループの生産馬になります。
少し遡って見ると、
11年ソウルフルヴォイス、07年フラッグシップも社台ファーム生産馬でした。
フィロパトールが好走した14年は、逃げ馬が勝利する展開を2番手追走しギリギリ3着といった内容で展開の利があったと考えると、基本的に下級条件からの出走馬は社台グループ生産馬か否かに焦点を当てるのがいいかもしれません。
続いて中山牝馬S組について。
中山牝馬S組
過去5年で1番着順が悪かったのが12年アカンサスの8着
タイム差でもアカンサスの0.8差とある程度好走実績が欲しい。
ちなみに過去10年で振り返っても、09年ヤマニンメルベイユが16着から巻き返したくらい。
また、過去10年で中山牝馬S3着以内からの参戦馬を調べると、10/15で馬券対象内に入っており信頼度は高い。
一方、穴馬の共通点を調べてみると。
穴馬の共通点
16年
オツウ…4角2番手以内
15年
14年
フィロパトール…4角2番手以内
13年
11年
09年
ヤマニンメルベイユ…4角2番手以内
07年のスプリングドリューこそ共通点がなかったが、3歳牝馬G1出走馬か4角2番手以内でレースを運べた馬が穴を空けるケースが多い。
展開
クロコスミア、ペイシャフェリスという逃げ馬がいるが外めの枠に入ってしまってどうか。
最内に入ってしまったギモーヴ、またはウエスタンレベッカあたりが逃げる可能性もありそう。
キレる脚のないウインファビラスや先行に脚質転換してから調子のいいクインズミラーグロが直線の短いコースで早めにまくって行った場合、逃げ馬にとって厳しいレースになるかも。
結論
6番人気以下の馬では3歳G1出走か4角で2番手以内につけていられる脚質が欲しい。
下級条件からの出走馬は社台グループの馬がいい。
中山牝馬Sで負けすぎてる馬は難しそう。
うーん。。。だらだら傾向考えたわりにしっくりこないですね。。。
とりあえず1頭ずつ短評を。
1ギモーヴ
3歳G1出走なし。キンショーユキヒメやミエノサクシードら相手に好走。モーリスなどでおなじみの吉田和美オーナーではあるが、意外とノーザンファーム生産馬で結果が伴わず、重賞勝ち馬もマーティンボロくらい。
2ハピネスダンサー
秋華賞出走、昨年2番人気も不振が続く、前走も勝ち馬の後ろで展開向いた感あるなか13着とさすがに厳しいか。
昨年3歳牝馬G1皆勤賞。2歳時にはメジャーエンブレムにも勝っており末脚の鋭さは魅力。内枠に入ってしまったことがどうでるか。
4ウエスタンレベッカ
4角2番手以内でレースを運べれば。昨秋のユートピアSではエテルナミノルと0.2差。
昨年3歳牝馬G1皆勤賞。2歳時にはG1で2着も。ある程度ペースが速くなりそうなのでキレる脚のない当馬には展開も向きそう。
近9戦中7戦で上がり最速を発揮する。前走初の1800Mだったが0.2差と好走。ペースが落ち着いたことで脚を溜められたようにも思えるので、ペースが速くなったら不安。鞍上もテン乗りの吉田隼騎手で、うまく脚を使えるか。
7トウカイシェーン
前走1000万勝ち馬。非社台グループの馬でどうか。
8フロンテアクイーン
オークス、秋華賞出走、前走少しかかった感じで力を発揮できなかった。今回ペース速くなるなら力は上位。
9クインズミラーグロ
秋華賞出走、ある程度信頼できる中山牝馬S好走組。最近は先行で結果を残しているが、差し競馬でも追ってからの反応いい印象で大崩れはしないのではないか。
10エテルナミノル
3歳G1出走なしだが、過去にはアドマイヤリードにも勝っており1800なら力は上位か。
11ブリガアルタ
こちらも3歳G1出走なし。1000万からの出走だが好走歴のあるノーザンファーム生産馬。前走は逃げ粘る2頭を内から差しきる好内容。コーナースムーズで小回り向きそうだがジリっぽい脚質がどうか。
12ペイシャフェリス
14年3歳牝馬G1皆勤賞。逃げる可能性あり。距離適性的に1800は少し長そうで、ペース上がると辛いんじゃないか。
13クロコスミア
昨年秋華賞出走、外枠なので無理に逃げないかも。重馬場向きだがこのメンバーなら十分通用する。
14ロッカフラベイビー
3歳G1出走なし。前走1000万だが好走歴のあるノーザンファーム生産馬。まくりって勝ことが多いのでペースが上がると厳しいか。
15リーサルウェポン
前走中山牝馬S15着。斤量も5キロ増え、さすがに厳しいか。
ダートで実績を重ねた馬。父もダートで良績を残すディープスカイなので厳しそうだが。
消し2.3.6.7.12.14.15.16
迷うけど消し1.4
8フロンテアクイーン
9クインズミラーグロ
10エテルナミノル
11ブリガアルタ
13クロコスミア
の、馬連6頭ボックス100円ずつでいきます(`・ω・´)
結果的に現在2番人気7番人気の2頭を除いた上位人気のボックスで、しかも上で書いた傾向も活かせてるのか疑問ですが。笑
今回予想の方針が見つからず、4000文字とかなっちゃって申し訳ないです。